作業開始前に次のことを点検し、異常を認めたら補修又は修理、交換を申し出る

○溶接棒ホルダーは絶縁型（JIS C9302）か同等以上のものを使用する

・絶縁物（特に先端部絶縁物）の脱落や焼損、スパッターの付着はないか、握り柄は固定し、棒の安定具合はよいか

・止めネジの緩み、脱落はないか

○溶接キャブタイヤー（ケーブル）に極度の老化や被覆に損傷はないか。補修箇所のテープなどは完全か

○ジョイント金具に損傷はないか。一次側、二次側の接続カバーに損傷はないか

○自動電撃防止装置

・導電体に囲まれた狭い場所、高さ2m以上で墜落の危険のある嬬斤では必ず使用する

・作業開始前に必ずテストボタンで磁気開閉器が確実に作動しているか確かめる

○その他次の場合は速やかに修理を申し出る

・溶接機本体に損傷があるとき

・溶接機のアース線の取付けが不完全なとき

・電源スイッチのカバーの破損、ヒューズが切れたとき（正規のヒューズの取り換え）

前ページ　　　目次へ　　　次ページ